「おい、そっち、そっと下ろせよ。崩れっかんな」 道応寺跡に6、7人の消防団員が駆け付け、がれきの撤去を手伝ってくれていた。木下が一人息子の俊大の名前を大声で叫びながら、がれきをよけていたからだろう。行方不明者の捜索に回っていた隊が聞きつけ、…
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